【病院経営と管理】病院組織の概要と原則について

組織とは、2人以上の者が、同じ事業目的を達成するためにコミュニケーションを図り、恊働集団のことをいいます。

高度に発達した現在医療は医師だけで行うとは不可能であり、医療業務はそれぞれの専門分野にて分担して行われています。

組織を仕事の種類・性格・範囲に応じて縦断的に分割したのが「部門化」であり、病院組織は「診療部門」「看護部門」「副診療部門」「事務部門」に分けられます。

また、組織を横断的に分割されたものを「階層化」といい、病院組織はこの2つで成り立ちます。

POINT病院組織の必要条件は「共通の目的」「コミュニケーション能力」「それぞれの貢献意欲」だと考えられています。

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医療提供の理念

「医療法」に医療理念として

医療は、生命の尊重個人の尊厳の保持を旨とし、医師、歯科医師、薬剤師、 看護婦その他の医療の担い手と医療を受ける者との信頼関係に基づき、医療を受 ける者の心身の状況に応じて行われ、単に治療のみならず、疾病の予防のための措置及びリハビリテーションまでを含む良質かつ適切なものでなければならない。

とあります。

組織は共通の目的を達成するために作られたものであり、病院とは傷病者の治療などを目的として作られた場であるということです。

組織の原則について

それぞれに仕事の担当や作業分担を明らかにしても、組織としての原則が守られなければ、真の組織化とは言えません。組織は以下の原則が守られて、初めて「有機的な連携」がとれると考えられます。

単純化の原則

作業や事務手続きが複雑かつ煩雑であると、能率は確保されないため、単純化することが望ましい。

計画の原則

どのような仕事をする時でも、目標を設定し、それを達成するための計画を具体的に立てる必要がある。例えば、「何を」「いつまでに」「どのように行うか」など。

統制の原則

管理の成果を確保するには、何らかのコントロール方法により、計画された期待水準と実績を一致させるようにしなければならない。

権限委譲の原則

部下をもつ者は、部下に任せる仕事は、その仕事に必要な権限と責任を与えて部下にやらせることが必要である。

命令一元化の原則

複数の上司や他部署の上司から仕事を命じられた場合、全ての業務を直ちに行うことは不可能であり、直属の上司も部下を使う計画が崩れたことになる。

これは組織の破壊であり、階層化の否定につながる。

直接に命令できるの相手はすぐ下の部下だけであり、命令を受けた部下は結果を命令された直属の上司のみに報告すればいいうとルールがある。

管理範囲の原則

上司が管理できる部下の数には適正な人数があり、部下の人数が多すぎても無理が生じ、少なすぎると無駄が生じる。

一般的には3〜7人が適当であると言われている。

標準の原則

作業方法と手続きをスタンダードにすることで、誰が担当しても同じ成果を確保することができ、管理能率を高めることができる。

専門化の原則

仕事は分化して、専門化することによって効率よく仕事することができる。

例外の原則

上位に位置する管理者は、部下に日常反復的な処理は任せて、例外的な業務の処理に専念するべきである。

PDCAサイクル

業務を円滑に遂行するためには「計画→実行→確認と評価→改善」のプログラムに従って行い、さらにそれを次の計画に活かすという考えをP(plan)D(Do)C(Check)A(Action)サイクルという。

 

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