B001-6 てんかん指導料

胆管指導料

てんかん指導料は、小児科・神経科・神経内科・精神科・脳神経外科・心療内科を標榜する医療機関で標榜診療科の専任の医師が、てんかんの患者さん若しくは一緒に来院したご家族に対し、治療計画に基づき療養上必要な指導を行った場合に算定する医学管理料です。

B001_6 てんかん指導料  250点

てんかんとは、脳の神経細胞が過剰に活動して、発作を繰り返す慢性疾患です。発作では、運動神経や感覚神経、自律神経、意識など、さまざまな神経系が異常に活動することで、手足がピクピクしたり、意識を失ったりするなどの症状が現れます。

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てんかん指導料の算定要件と加算

注1 小児科、神経科、神経内科、精神科、脳神経外科又は心療内科を標榜する保険医療機関において、その標榜する診療科を担当する医師が、てんかん(外傷性のものを含む。)の患者であって入院中以外のものに対して、治療計画に基づき療養上必要な指導を行った場合に、月1回に限り算定する。

注2 初診料を算定する初診の日に行った指導又は当該初診の日から1月以内に行った指導の費用は、初診料に含まれるものとする。

注3 退院した患者に対して退院の日から起算して1月以内に指導を行った場合における当該指導の費用は、第1章第2部第1節に掲げる入院基本料に含まれるものとする。

注4 特定疾患療養管理料小児科療養指導料又は小児悪性腫瘍患者指導管理料を算定している患者については算定しない。

注5 宅療養指導管理料の各区分に掲げる指導管理料を算定すべき指導管理を受けている患者に対して行った指導の費用は、各区分に掲げるそれぞれの指導管理料に含まれるものとする。

注6 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、てんかん指導料を算定すべき医学管理を情報通信機器を用いて行った場合は、所定点数に代えて、218点を算定する。

てんかん指導料の留意事項

(1) てんかん指導料は、小児科、神経科、神経内科、精神科、脳神経外科又は心療内科を標榜する保険医療機関において、当該標榜診療科の専任の医師が、てんかん(外傷性を含む。)の患者であって入院中以外のもの又はその家族に対し、治療計画に基づき療養上必要な指導を行った場合に、月1回に限り算定する。

(2) 第1回目のてんかん指導料は、初診料を算定した初診の日又は当該保険医療機関から退院した日からそれぞれ起算して1か月を経過した日以降に算定できる。

(3) 診療計画及び診療内容の要点を診療録に記載する。

(4) 「注6」に規定する情報通信機器を用いた医学管理については、オンライン指針に沿って診療を行った場合に算定する。

診療録記載について

管理料を算定する際はカルテ記載も重要となります。

計画的に療養指導及び療養管理を行ってもカルテ記載がなければ厚生局の個別指導で指摘されることになってしまいます。

つまり日々のカルテ記載はとても重要であり、遅延なく記録を行う事が大切です。

診療録記載例

てんかんに対し以下の指導を行った

  • 症状が落ち着いていても内服は医師の指示通りに行って下さい
  • 規則正しい生活を心がけて下さい
  • 精神的ストレスをため込まないようにして下さい

てんかんの人は、薬をきちんと飲み、睡眠を十分にとる、ストレスを管理するなどの生活習慣を見直すことが大切です。また、発作の際には周囲の人が落ち着いて行動することが重要です。

てんかんの人が気をつけること

  • 指示通りに薬を飲む
  • 睡眠不足を避ける
  • アルコールを控える
  • ストレスを管理する
  • 不規則な生活を避ける

発作の際の周囲の対応

  • 驚いて名前を呼ばない
  • 強く揺さぶらない
  • 道路や階段など危険な場所に倒れた場合は安全な場所に移動させる
  • 呼吸がしやすいように服のボタンを緩める
  • 嘔吐した場合に備えて横を向かせる
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