下肢創傷処置管理料とは、下肢の潰瘍を有する患者さんに対して、下肢創傷処置と併せて専門的な管理を行った場合に算定できる医学管理料です。
B001_36 下肢創傷処置管理料 500点
下肢創傷処置管理料の算定要件
別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、入院中の患者以外の患者であって、下肢の潰瘍を有するものに対して、下肢創傷処置に関する専門の知識を有する医師が、計画的な医学管理を継続して行い、かつ、療養上必要な指導を行った場合に、下肢創傷処置を算定した日の属する月において、月1回に限り算定する。ただし、糖尿病合併症管理料は、別に算定できない。
下肢創傷処置管理料の留意事項
(1) 下肢創傷処置管理料は、入院中の患者以外の患者であって、下肢の潰瘍に対し継続的な管理を必要とするものに対し、下肢創傷処置と併せて、専門的な管理を行った場合に算定するものであり、下肢創傷処置に関する適切な研修を修了した医師が、治療計画に基づき療養上の指導を行った場合に算定できる。
(2) 初回算定時に治療計画を作成し、患者及び家族等に説明して同意を得るとともに、毎回の指導の要点を診療録に記載すること。
(3) 学会によるガイドライン等を参考にすること。
令和6年 下肢創傷処置管理料に関する施設基準
以下の要件を全て満たす常勤の医師が1名以上勤務していること。
(1) 整形外科、形成外科、皮膚科、外科、心臓血管外科又は循環器内科の診療に従事した経験を5年以上有していること。
(2) 下肢創傷処置に関する適切な研修を修了していること。