【2021年最新版】心臓ペースメーカー指導管理料の点数と算定要件

心臓ペースメーカー指導管理料

「心臓ペースメーカー指導管理料」とは、体内植込式心臓ペースメーカー等を使用している患者に対して、療養上必要な指導を行った場合に、1月に1回に限り算定できる医学管理料です。

体内植込式心臓ペースメーカーなどって?

特定保険医療材料のペースメーカー、植込型除細動器、両室ペーシング機能付き植込型除細動器及び着用型自動除細動器のことを言います。

今回は「心臓ペースメーカー指導管理料」の点数や算定要件、算定できる加算について解説したいと思います。

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心臓パースメーカー指導管理料の点数

B001-12 心臓ペースメーカー指導管理料

イ 着用型自動除細動器による場合 360点
ロ ペースメーカーの場合 300点(入院中は不可)
ハ 植込型除細動器又は両室ペーシング機能付き植込型除細動器の場合 520点

特定疾患療養管理料を算定している患者に併せて算定することはできません。

導入期加算

以下の手術を施行した日から起算して3ヶ月以内に当該管理料算定を行った場合には、導入期加算として、140点を所定点数に加算することができます。

  • ペースメーカー移植術
  • 両心室ペースメーカー移植術
  • 植込型除細動器移植術
  • 両室ペーシング機能付き植込型除細動器移植術

植込型除細動器移行期加算

別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において、「着用型自動除細動器による場合」を算定した患者に対して、植込型除細動器の適応の可否が確定するまでの期間等に使用する際に限り、初回算定日から起算して3ヶ月を限度として、月1回に限り、植込型除細動器移行期加算として、31,510点を所定点数に加算することができます。

レセプト時の注意点:植込型除細動器移行期加算は、次のいずれかに該当する場合に算定し、着用型自動除細動器の使用開始日及び次のいずれに該当するかを診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。

  •  ア 心室頻拍又は心室細動による心臓突然死のリスクが高く、植込型除細動器(以下「ICD」という。)の適応の可否が未確定の方を対象として、除細動治療を目的に、ICDの適応の可否が確定するまでの期間に限り使用する場合
  • イ ICDの適応であるが、状態等により直ちにはICDが植え込めない人を対象として、ICDの植え込みを行うまでの期間に限り使用する場合

遠隔モニタリング加算

「ペースメーカーの場合」または「植込型除細動器又は両室ペーシング機能付き植込型除細動器の場合」を算定する場合について、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関において、前回受診月の翌月から今回受診月の前日までの期間、遠隔モニタリングを用いて療養上必要な指導を行った場合は、遠隔モニタリング加算として、それぞれ260点又は480点に当該期間の月数(当該指導を行った月に限り、11月を限度とする。)を乗じて得た点数を、所定点数に加算することができます。

カルテ記載について

計測した機能指数の値や指導内容の要点について診療録へ記載することが大切です。

厚生局の個別指導でもカルテ記載の乏しさを指摘されるケースが多々みられますので注意しましょう。

POINT電気除細動器、一時的ペーシング装置、ペースメーカー機能計測装置(ペーサーグラフィー、プログラマー等)等を有する保険医療機関において、体内植込式心臓ペースメーカー等を使用している方に対して、当該ペースメーカー等のパルス幅、スパイク間隔、マグネットレート、刺激閾値、感度等の機能指標を計測するとともに、療養上必要な指導を行った場合に算定するものとします。計測した機能指標の値及び指導内容の要点を診療録に添付又は記載をしましょう。

 

筆者:山下 佳代

【保有資格】

・診療報酬請求事務

・認定医師秘書TM

・医療秘書技能検定1級

・診療情報管理士

監修:大野 章太郎(日本救急医学会認定救急科専門医)

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