【レセプト時に必須!】穿刺液・採取液検査の適応疾患とコスト算定

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ヒューナー検査

ヒューナー検査 20点

適応疾患

  • 不妊症

ヒューナー検査は「性交後試験」とも呼ばれています。夫婦生活の後、 実際に頚管粘液の中に精子が進入できているかを判定する検査です。

POINT一般的に健康な男女が妊娠を希望して、避妊をしない継続的又は計画的な夫婦生活があっても1年以上妊娠しない場合は不妊症と定義されます。

胃液又は十二指腸液一般検査

胃液又は十二指腸液一般検査 55点

適応疾患

  • 胃潰瘍
  • 胃癌
  • ガストリノーマ
  • 十二指腸潰瘍
  • 慢性胃炎
  • 悪性貧血
  • 幽門狭窄
  • ヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 胆管閉塞症
  • 胆管炎
  • 胆道癌
  • 膵炎
  • 膵癌

胃液検査では分泌量や酸度などを測定します。胃、肝・胆・膵疾患の診断に用いられます。

 

悪性貧血 とは、胃粘膜の萎縮による内因子(胃壁細胞によって作られる糖タンパク質)の低下によりビタミンB12が欠乏することで生じる貧血であり、巨赤芽球性貧血の一種。

髄液一般検査

髄液一般検査 62点

適応疾患

  • 髄膜炎
  • 脳炎
  • 日本脳炎
  • 脳膿瘍
  • くも膜下出血
  • 脳腫瘍
  • 頭部外傷
  • 多発性硬化症
  • ベーチェット病
  • ギラン・バレー症候群

髄液検査は「髄膜炎」や「脳炎」を疑う症状がある時に行われる検査です。また、くも膜下出血が疑われる所見があるが頭部CTで出血が確認できない場合にも用いられます。

髄膜炎とは・・・髄膜が脳を包み込んで保護する役割を担っているのですが、この髄膜に細菌やウイルス、結核菌、真菌(カビ)などが感染して、炎症を起こした状態を髄膜炎といいます。

多発性硬化症とは・・・免疫細胞が中枢神経や視神経に炎症を起こして、神経組織を障害する自己免疫疾患です、日本では特定疾患に認定されている指定難病である。症状は視力障害、しびれなどの異常感覚、感覚鈍麻、麻痺などが認められます。

精液一般検査

精液一般検査 70点

適応疾患

  • 男性不妊症
  • 精子減少症
  • 無精子症

生液量、精子の数、奇形、運動率などを測定して男性不妊症の検査に用いられます。

無精子症とは、射出精液中に精子が極端に少ないか、全くない状態のことをいいます。正式な診断としては、2回の精液検査で2回とも精子を確認できない場合に無精子症の診断となり、100人1人の割合で無精子症の男性いると言われています。

頸管粘液一般検査

頸管粘液一般検査 75点

適応疾患

  • 卵巣機能不全
  • 不妊症

頸管粘液の量や粘稠度(ねばりけ)、牽糸性(伸びやすさ)などを調べて不妊の原因を検索します。

頸管粘液とは・・・
子宮頸管から分泌され、おりものの一部となります。頸管粘液量が増え、粘稠度が減少し、牽糸性が増えると子宮内へ精子が侵入しやすくなります。
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