造血器腫瘍遺伝子検査とは、造血器腫瘍に特徴的な遺伝子の変化を検出する検査です。骨髄穿刺液などから腫瘍細胞のDNAやRNAを抽出し、遺伝子再構成や融合遺伝子、遺伝子変異などを調べます。
D006-2 造血器腫瘍遺伝子検査 2100点
造血器腫瘍遺伝子検査の算定要件
別に厚生労働大臣が定める施設基準を満たす保険医療機関において行われる場合に算定する。
造血器腫瘍遺伝子検査の留意事項
(1) 造血器腫瘍遺伝子検査は、PCR法、LCR法又はサザンブロット法により行い、月1回を限度として算定できる。
(2) 「D004-2」悪性腫瘍組織検査の「1」悪性腫瘍遺伝子検査、「D006-2」造血器腫瘍遺伝子検査、「D006-6」免疫関連遺伝子再構成、「D006-14」FLT3遺伝子検査又は「D006-16」JAK2遺伝子検査のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合には、主たるもののみ算定する。
造血器腫瘍遺伝子検査の施設基準
検体検査管理加算(Ⅱ)の施設基準を満たしていること。
検体検査管理加算(Ⅱ)の施設基準
イ 院内検査を行っている病院又は診療所であること。
ロ 当該保険医療機関内に臨床検査を担当する常勤の医師が配置されていること。
ハ 当該検体検査管理を行うにつき十分な体制が整備されていること。