D006-3 BCR-ABL1

BCR-ABL1検査は、慢性骨髄性白血病(CML)の診断や治療効果のモニタリングを目的とした検査です。BCR-ABL1融合遺伝子に由来するBCR-ABL1チロシンキナーゼと呼ばれるタンパク質が活性化することで、白血病細胞が増殖してCMLを発症すると考えられています。

D006-3 BCR-ABL1

1 Major BCR-ABL1(mRNA定量(国際標準値))

イ 診断の補助に用いるもの 2520点
ロ モニタリングに用いるもの 2520点

2 Major BCR-ABL1(mRNA定量)

イ 診断の補助に用いるもの 2520点
ロ モニタリングに用いるもの 2520点

3 minor BCR-ABL mRNA

イ 診断の補助に用いるもの 2520点
ロ モニタリングに用いるもの 2520点

BCR-ABL1とは、慢性骨髄性白血病(CML)で検出される融合遺伝子(キメラ遺伝子)の一種で、BCR遺伝子とABL1遺伝子が融合して出現するフィラデルフィア染色体に関連しています。

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BCR-ABL1検査の留意事項

(1) 「1」のMajor BCR-ABL1(mRNA定量(国際標準値))は、慢性骨髄性白血病の診断補助及び治療効果のモニタリングを目的として、リアルタイムRT-PCR法により測定した場合に限り算定できる。

(2) 「2」のMajor BCR-ABL1(mRNA定量)は、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の診断補助及び治療効果のモニタリングを目的として、リアルタイムRT-PCR法により測定した場合に限り算定できる。

(3) 「3」のminor BCR-ABL mRNAは、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の診断補助及び治療効果のモニタリングを目的として、リアルタイムRT-PCR法により測定した場合に限り算定できる。

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