I000 精神科電気痙攣療法

精神科電気痙攣療法とは1938年以来、多くの患者さんに行われている精神科専門療法の一つです。 電気で頭部を刺激することにより、脳の痙攣を誘発し、様々な精神疾患によって障害を受けた脳の機能を回復させようとする治療法です。

I000 精神科電気痙攣療法

1 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を行った場合 2800点

2 1以外の場合 150点

スポンサーリンク

精神科電気痙攣療法の算定要件

注1 1日に1回に限り算定する。

注2 1については、第11部に規定する麻酔に要する費用(薬剤料及び特定保険医療材料料を除く。)は所定点数に含まれるものとする。

注3 1については、麻酔に従事する医師(麻酔科につき医療法第6条の6第1項に規定する厚生労働大臣の許可を受けた者に限る。)が麻酔を行った場合は、900点を所定点数に加算する。

精神科電気痙攣療法の留意事項

(1) 精神科電気痙攣療法とは、100ボルト前後の電流を頭部に短時間通電することを反復し、各種の精神症状の改善を図る療法をいい、精神科を標榜する保険医療機関において、精神科を担当する医師が行った場合に限り、1日1回に限り算定する。

(2) 精神科電気痙攣療法は、当該療法について十分な知識を有する医師が実施すべきものであり、当該医師以外の介助者の立ち合いの下に、何らかの副作用が生じた際に適切な処置が取り得る準備の下に行われなければならない。

(3) マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔を伴った精神科電気痙攣療法を実施する場合は、当該麻酔に要する費用は所定点数に含まれ、別に算定できない。ただし、当該麻酔に伴う薬剤料及び特定保険医療材料料は別途算定できる。

(4) 「注3」に規定する加算は、麻酔科標榜医により、質の高い麻酔が提供されることを評価するものである。当該加算を算定する場合には、当該麻酔科標榜医の氏名、麻酔前後の診察及び麻酔の内容を診療録に記載する。なお、麻酔前後の診察について記載された麻酔記録又は麻酔中の麻酔記録の診療録への添付により診療録への記載に代えることができる。

経頭蓋磁気刺激療法に関する施設基準

(1) 精神科を標榜している病院であること

(2) うつ病の治療に関し、専門の知識及び少なくとも5年以上の経験を有し、本治療に関する所定の研修を修了している常勤の精神科の医師が1名以上勤務していること。

(3) 認知療法・認知行動療法に関する研修を修了した専任の認知療法・認知行動療法に習熟した医師が1名以上勤務していること。

(4) 次のいずれかの施設基準に係る届出を行っている病院であること。

 

タイトルとURLをコピーしました