鎖骨や肋骨の骨折固定術とは、骨折した骨を固定して癒合を促進する治療法です。鎖骨や肋骨の骨折の治療には、保存療法や手術療法などがあります。
J001-3 鎖骨又は肋骨骨折固定術 500点
鎖骨又は肋骨骨折固定術の算定要件
鎖骨骨折固定術後の包帯交換は、創傷処置に準じて算定し、肋骨骨折固定術の2回目以降の絆創膏貼用は、絆創膏固定術に準じて算定する。
肋骨骨折等に対して、胸部固定帯(バストバンド等) を用いて固定した場合は、「腰部又は胸部固定帯固定」および「腰部、胸部又は頸部固定帯加算」を算定することとされています。
胸部固定帯のみによる固定においても、「鎖骨又は肋骨骨折固定術」+「腰部、胸部又は頸部固定帯加算」で算定すべきとの解釈もありますが、現状では認められないことが多いです。
また、肋骨骨折等に対して絆創膏等を用いて固定した場合に「鎖骨又は肋骨骨折固定術」で算定することとされており、さらに固定帯を用いることはないと考えられます。