通院集団精神療法とは、精神疾患を抱える患者さんが、精神科を標榜している保険医療機関で、集団内の対人関係を活かして病状の改善を図る治療法です。
I006 通院集団精神療法(1日につき) 270点
通院集団精神療法の算定要件
注1 入院中の患者以外の患者について、6月を限度として週2回に限り算定する。
注2 通院集団精神療法と同一日に行う他の精神科専門療法は、所定点数に含まれるものとする。
通院集団精神療法の留意事項
(1) 通院集団精神療法とは、入院中の患者以外の患者であって、精神疾患を有するものに対して、一定の治療計画に基づき、集団内の対人関係の相互作用を用いて、自己洞察の深化、社会適応技術の習得、対人関係の学習等をもたらすことにより病状の改善を図る治療法をいう。
(2) 通院集団精神療法は、精神科を標榜している保険医療機関において、精神科を担当する医師及び1人以上の精神保健福祉士又は公認心理師等により構成される2人以上の者が行った場合に限り算定する。
(3) 1回に10人に限り、1日につき1時間以上実施した場合に、開始日から6月を限度として週2回に限り算定する。
(4) 通院集団精神療法を実施した場合はその要点を個々の患者の診療録等に記載する。
(5) 通院集団精神療法と同一日に行う他の精神科専門療法は、別に算定できない。