高校受験における欠席日数の影響【受験生必読】内申書のいろは

高校受験

高校受験をする際に偏差値と同様に重要視されるのが、皆さんもご存知の通り「内申書」です。

内申書とは、 中学校3年間の活動記録で正式名称は「調査書」と言い、高校に提出する文書のことを言います。

この調査書の中には、 各学科の評定を5段階であらわした「内申点」、3年間の欠席日数、部活動や生徒会などの活動記録が記載されます。

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受験校によっては、入試の選考資料として大きな影響を与え、欠席日数が多い場合や十分な学力があっても内申点が低いケースでは不利になる場合もありますので、志望校を決定する前にしっかりと把握しておくことが大切です。

欠席日数は高校受験にどのくらい影響があるの?

高校受験における欠席日数

高校を受験するにあたって、3年間の欠席日数がどのくらい影響するかというと、都道府県ではなく受験する学校によって様々になります。

私の息子が通っていた高校では、学力テストの結果はボーダーラインに到達していないし、内申点も決して高くなかったけれど、 3年間無遅刻無欠席の受験生が合格したというケースがありました。

また、ある学校では30日を超える欠席があった場合、学力があってもそれだけで合格が難しくなるケースがありますし、さらに厳しく「20日を超える欠席がある生徒は合格を確約できない」と設定されてある高校もあります。

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一般的には、 進学校よりも 工業や商業系の高校の方が欠席日数を重要視される傾向あるようです。

受験を希望する高校がどの程度欠席日数を重要視するのかは、学校の先生に確認するのが一番です。

欠席日数が気がかりな生徒は、学校に過去の前例と比べてもらいながら受験校を選ぶといいかもしれません。

高校受験では・・・

    1. 学力検査(国語・数学・社会・理科・英語の5教科)
    2. 調査書(内申書)
    3. その他の資料(面接、実技試験)

などで合否が判定されます。

欠席日数が多いと合格できない!?

高校受験における欠席日数

たとえ欠席日数が多くても、高校受験の全てにおいて不利になるというわけではありませんし、もちろん諦める必要もありません。

欠席日数が原因で審議対象になったとしても、学校側が調査書に「特記事項」で欠席の理由や改善されたことを伝えてくれれば、審議が通る可能性は十分にあります。

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以下のような場合は、担任の先生や学年主任の先生に相談してみるといいでしょう。

  • 1~2年生の時は起立性調節障害のために、学校へ行くことが困難で休みがちだったけれど、3年生になってからはきちんと学校へ行けるようになった。
  • 留学のために長期休んだ。
  • 1年生の時は学校に馴染めず欠席日数が30日を超えたが、2年生からは学校の活動にも積極的に参加し、きちんと登校することができた。
  • 3年生の春に部活動で怪我をし、手術・入院のために20日間欠席した。

など、今後の高校生活に支障がないと判断されれば、欠席していない生徒と同じ条件で受験することができるケースもあります。

また、一般的には1学年から2学年の欠席日数よりも、3学年からの欠席日数の方がシビアに評価されます。

高校受験と欠席日数に関する不安

高校受験における欠席日数

年々増加傾向にあるのが、学生の長期欠席不登校についてです。

小・中学生の不登校は4年連続で増加傾向にあり、その背景には「人間関係」や「家庭環境」の問題が見え隠れしています。

平成 29 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

小・中学校における,長期欠席者数は,217,040 人(前年度206,293 人)である。 このうち,不登校児童生徒数は144,031 人(前年度133,683 人)であり,不登校児童生徒の割合は 1.5%(前年度1.3%)である。

文部科学省公式HPより

中学生になれば、どうしても意識せざるを得ない問題が高校受験です。

ご両親は周りの子供達と同じように学校へ登校してほしいと願う反面、今の精神状態が落ち着いているのなら無理をさせたくないと考えている親御さんもいらっしゃるかと思います。

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では次に、「公立高校と私立高校の受験で欠席日数がどれほど影響を及ぼすのか」という点についてご説明したいと思いますので、是非今後の参考にしてください。

公立高校の受験と欠席日数

公立高校の受験と欠席日数

公立高校(全日制)では一般的に「1年間で欠席日数が30日を超えた学生は審議対象」とされているようです。つまり合格は難しいということです。

また、内申点に「1」があればその場合も審議対象とされます。

POINT欠席日数・内申点で不利にならないためには、遅刻してでもとにかく学校へ行くことです。

定期テストも30点程度取ることができれば「1」を免れる可能性が高いので、保健室でもなんとかテストを受けることをおすすめます。

私立高校の受験と欠席日数

私立高校の受験と欠席日数

全ての私立高校に当てはまるわけではありませんが、私立高校は公立高校に比べ、 内申書より学力検査を重要視される傾向にあるため、欠席日数に関しても私立高校の方が寛容に思えます。

もちろん、同じ点数の受験生と比較されれば、欠席日数が少ない生徒の方が有利になることは間違えありませんが、欠席日数が多いからと悲観的になる必要はありませんし、自分の学力レベルよりも低い学校であれば欠席日数が多めでも合格できる可能性は十分にあるということです。

欠席日数をカバーできる唯一の方法とは

学校の試験

欠席日数をカバーできるのは何と言っても「学力検査」です。

逆に言えば、欠席日数に問題がなくとも学力検査で、一定の点数を取れていなければ当然合格できないわけで…。

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特に私立高校は学力検査を優先で考えられる学校も多くあります!つまり、勉強を頑張れば十分に高校進学へ向けての希望が持てるということです。

欠席日数が多いと推薦入試は無理?

高校受験における欠席日数

受験を希望する高校によりますが、基本的に一般入試よりも 推薦入試の方が欠席日数を重要視されることが多くあります。

中には推薦の出願資格に欠席日数の制限を設けているところもあるので、希望する学校がどうなのかを先生へ確認してみましょう。

また、面接時に欠席した理由を聞かれてもきちんと答えれるようしておくことが大切です。

推薦が否認される生徒

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学校推薦を受けるには、学力だけでなく、日頃からの生活態度も重要になります!!

推薦が否認されるケース

  • 授業態度が悪い
  • 学校で問題を起こしている(スマホ持ち込み、校則違反など)
  • 補導歴がある
  • 欠席日数や遅刻が多い
  • 内申点に「1」がある

全てにおいて絶対的ではありませんが、上記にあてはまる場合は推薦での入試が難しくなる場合がありますので、日頃から心がけることが大切です。

定時制高校・単位制高校の受験

試験勉強

多くの生徒は全日制高校の受験を希望しますが、欠席日数の多い理由が「人間関係のトラブル」で、これからの高校生活にも不安を抱いているのであれば、定時制高校や単位制高校の受験を選ぶという生徒も増えており、特に校則が厳しくない単位制高校は人気があります。

校則などが厳しくないせいか、生徒も伸び伸びとしており、イジメなどの報告もあまり聞かれませんし、たとえ偏差値が低い高校でもいわゆる「ヤンキー」と呼ばれる生徒も意外と少なく、偏差値の低い全日制高校に比べ、「過ごしやすい」「この高校に進学してよかった」という生徒の声も多く聞かれます。

全国定時制(単位制)高校一覧

北海道

青森県

岩手県

秋田県

宮城県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

定時制(単位制)高校はありません。

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

定時制(単位制)高校はありません。

長崎県

熊本県

定時制(単位制)高校はありません。

大分県

宮崎県

鹿児島県

定時制(単位制)高校はありません。

沖縄県

単位制高校とは

単位制高校

単位制高校には決められた時間割が無く、生徒自らが教科と課目を選択し、クラス(学級)があっても通常の全日制高校のように、いつも同じクラスメイトや担任の先生と行動を共にするということが少ないです。

単位制高校にいじめ問題や生徒間のトラブルが少ないのも、このようなシステムのおかげかもしれません。

最後に

何らかの事情で欠席日数が多くなってしまった学生もいるかと思いますが、学校の先生が言うことが全てではありません。

もちろん先生方は日々の学校生活の中でとても大切なことを教えてくださいますが、日本の教育は「みんな同じ」が素晴らしいと言う風潮にあり、子供達の個性が育ちにくい環境下にあることは間違えありません。

そんな時、子供達が一番の理解者になってもらいたいのは、間違えなくお母さんやお父さんなのです。

子供達に何らかの問題が生じたときは、最後まで子供達の話を聞くことはもちろんのこと、子供の気持ちを理解しようと子供達と向き合うことが何よりも大切なことではないでしょうか。

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